今日はいい天気ですねえ。
空気も爽やかで、過ごしやすい時期になりました。
ということは、本番も近いということ。
毎週立場的に稽古終了時解散前の一言業務連絡(というものをなんとなくしているのですよ。)ではみんなにプレッシャーをかけていますが、なにげに自分にもかけている慶史でございますこんにちわ。
やること、まだ×4あるんだよ~!!
というわけで、せっぱつまってまいりました今週の稽古場の様子を順を追っていきましょう。っていうか長いです。
すみませぬ…。
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9日(土曜日)
この日の集合はお昼。
その中で一人やらかしたやつがいました。
「勘違いして夕方からだと思ってました~(汗)」
というメールを送ってきた若干1名。
名前は言わず「勘違いしてたから用事が終わったら来るってよ。」とその場にいるメンバーに伝えると「●●●(一応伏せてみた)やろ。」と即答。
あたりです。さすが長い付き合いだけあるね(笑)。
さらに、風邪をひいた人がいます。
この人はいつも本番前に鼻をぐずぐずいわせている。
花粉のせいもあるらしいけど、話を聞く限り間違いなく風邪です。
のどを温めなさい。ちゃんと寝なさい。早く治しなさい。全くもう。(^_^;)
稽古の方は…といいますと。
「午後の部」
リクエストにお答えして本編の抜き稽古。
クライマックスあたりは、通してやってみてテンション上がった状態でやるのと、その部分だけを「よーいどん」でやるのとでは微妙に違うのであんまり、じっくりやって来てないのです。
じっくりやりすぎて小馴れた感が出るのもどうかと思うし、ダメ出しで言った一言が余計な一言になりかねないので。
最後のシーンあたりに出てくる人たちは「感覚芝居」をする人たちばかりなので、毎回ちょっとずつ違うんです。
だから今回よくダメ出しで使う言葉は「今日は違ったな。」
かと言って「あの時のほうがよかった。」と言っても、「覚えてない…。」と言うし、曲の入りが遅くてちょっとタイミングがずれても「そうだっけ?」と気にしていない。
どんだけマイペースなのよあんたたち(笑)。
「夜間の部」
夜間の最初の数時間は、全員揃うので今回初めて試みる企画のリハーサル。
どうしよう。言ってしまうか。てか、こんなとこで発表していいのか?
でもどうせ発表の時期を聞かれるし、早目にした方がいいし。いいか(笑)。
終演後に「アフタートーク」をするのです。
今回は衣装の都合であんまりダンスダンスしたダンスができないし、着替える時間もないし、じゃあそのかわりのおまけってことで、と最近よく行われていると耳にする、お芝居の後のフリートーク。
これの段取りや位置決めをしました。
act 9.5の時にも似たようなことをやりましたが、今回は本番後のぐったり疲労感(笑)を伴ったトーク。
緊張も解けて、ゆる~い感じのトークになりそうです。
かなり「素」で喋ることになりますので、こんな人だったのね…と思もわれる子もいるんじゃないかな。
今のところ、ホントに普段の我々の会話のままです。アホや
(笑)。
そして、数名早退後は衣装&小道具の製作。
先週の衣装合わせを踏まえて、修正・調節。本番用製作。
中でも小道具は、超重要アイテムです。
お客様から見えるか見えないかはこの際別にして、本当にあるのとないのとでは姫の表情が変わるはず。
頑張って作っておくれ。
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10日(日曜日)
「午前の部」
とりあえず位置決めだけしてなんとなく流してきたコントを、場面ずつ区切って確認しつつ詰めました。
とある2人が中心となって場面が変わっていくのですが、その中心の2人が
「覚えられない……。」
「くっそぅ…。悔しい…。」
と呟いている(笑)。
前日装飾品を作りながらも、二人でぶつぶつ読み合わせているのが聞こえてましたが、どうにも手強いようで「ちー…ん。」となっている。
まあ、でもコントは大概前週か前々週に劇的によくなったりするので、焦ってませんよワタクシ。
「午後の部」
ちょうど始めるよ~という時間に通しを見に来たさくら嬢登場。
手みやげにハロウィン仕様のクッキーを差し入れてくれました。
はあ~。そういう時期なのねえ。
通しは、今週はちょっと不調でした。
先週・先々週と割と調子が良かったんだけど、今週はそうでもなかったかな。
わりと気づいてない部分で集中できてなかったりするので、もしかしたら外の音が微妙に関係してたのかな、とも思います。
でも。
今回の通しでも「やらかした」やつがいました。
前日から風邪をひいているN。←あ、ゆっちゃった。
出番が終わり端っこで観てたのですが、いーところでしかも台詞の最中で、喋ってるその子が息を吸ったその一瞬に
「はぁっっくしょぃっ!!」
おーーーーーーい!!
私の隣で観てたさくらも「あいつ!あいつ!」。(←訴えてきたさくらに笑えた)
本人は
「生理現象です。」
とケロリとしているけど、タオルで隠すとかすれや!
まあ、でもこの人はいつもこうだしね。
重ねて言います。早く治して下さい。
通しの後にさくら嬢の気になった部分をたくさん聞きましたので、また来週からの調整になりますな。
私にも課題をいくつかいただきました。有り難い。
でも、さくら嬢は言ってくれました。
「この時期にしては良かったよ。ちゃんとみんなその役に見えた。だから逆に細かいところしか気にならなかったよ。」
よかったねえ~~。
再来週の衣装通しには、当日手伝ってくれるスタッフさんが何人か見学に来ます。
それまでにもう少し詰められるように頑張ろう。
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今回は、いや本当はいつもなんだろうけど役者みんなが、役や物語と真摯に向き合ってくれているのがよくわかります。
「ここはこうしたい。」
「ここでこう来てくれたこう出やすい。」
「ここはもう少しこうしたほうがいいかな。」
それぞれ話し合ってるのも聞こえてきますし、大事な台詞を飛ばしたりすると私が言う前に、飛ばされた本人が
「おいコラ。ここは言いたいんじゃコラ。」
とお互いがなっています(笑)。
笑える光景ではありますが、有り難いことだなあと思います。
数ヶ月悩んで考えて迷って絞り出して書いた物を、こうしてみんなが覚えてくれて立体になって演じてくれる。
台本書く人ってそれが一番嬉しくて感動するんだと思う。
もちろんお客様の「面白かった!」「楽しかった!」も超絶嬉しいんだけど、まず身近にいる仲間が自分の書いた物を認めてくれて、考えてくれて、楽しんでくれる。
それがお客様に伝わることが、何より嬉しい。
今回しきりにそう思います。
と、本番前にしかもまだ数週残っているのにこんなにセンチになってどうする(笑)。
現実に戻ります。
頑張ろう。
やるぞっ。
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